'crocodile stitch'のポーチ |
手編みのワークショップを開催します。
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前回のヴォーグのクリエイティブニット講習では、うろこ模様というのを教わりました。
海外では'crocodile stitch'と呼ばれているかぎ針編みの模様です。
図に表すのも文字で説明するのも難しい編み方なのですが、おおまかに言うとベースの段を長編みと鎖編みで編み、そこへ重ねるようにしてうろこ状の模様を編みつけていく、という感じのもの。
うろこ編みの段の針の刺し方というか、編み方が若干変わっているので、わかるまでに多少時間がかかるかもしれませんが、一旦理解してしまえば難しいことはありません。
講習ではとにかくやり方をマスターしようと、先生のご指導のもと、持参した手持ち糸(オリムパスのメイクメイク)でスウォッチを編んでみました。
先シーズンだったか、自分で試行錯誤しながら単色の太糸で試し編みしたときは、なんだか無骨な仕上がりになってしまってイマイチだったのですが、今回の段染め糸だと太くても案外悪くない印象。
で、すっかり気に入って帰宅後早速作品づくりに着手しました。
最初に選んだ糸は、以前靴下を編んだ残りの段染めのソックヤーン。
ポーチにしたかったので、ウロコが小さい方がかわいいかと思い、細めの糸で編んでみたかったのです。
ところが、退屈な細編みに耐えて底を編み上げ、ウロコを編み始めたあたりでふと手を休めてみたところ・・
イメージしていたのとどうも違う。
ソックヤーンなだけに、ただメリヤス編みするだけで自然とボーダー模様になるように染められているのですが、段染めのピッチが短すぎてこんなまだら模様に・・。。
底の段の変わり目が目立つのも気に入らなかったので、思い切ってこれはボツにしました。
でもって、気を取り直して別糸で再スタート。
とにかく手持ちの在庫を消費しなくてはということで、一時期ハマったカード織り用に購入してあったリネン糸*で編むことにしました。
これまた手持ちの口金のサイズに合わせて目数は若干調整し(ウロコ1模様につき6目なので1周が6の倍数になるように)、糸を使い切るギリギリまで編んでいきました。
結果、本体部分は横1段につき14模様、縦が9段(ウロコの数として)となりました。
口金の穴の数とポーチの最終段の目数が微妙に違ったので、なるたけ均等に割り振って別糸で縫い付け。
あらかじめ両脇がずれないように仮止めしたらやりやすかったです。
この最後の仕立ての行程が正直一番苦労しました。
そんなこんなでどうにか完成。
中にものを入れるとふっくら、ころんとしてかわいいです。
さかさまにすると帽子のよう?^^
内側から見るとこんな風
模様部分は穴ボコだらけです
よって、中に入れるものを選びます
こういうものだと全く問題ないんですけどね^^
ぱっと見お化粧ポーチによさそう!と思いましたが、その場合は内袋をつけるべきでしょう。
ただ、そうすると裏側の構造が隠れてしまうので、試作品としてこのままにしておきたいような気も・・
(あ、でも画像があればいいか?f^^)
ひとくちに'crocodile stitch'といっても幾通りか編み方があるようで、今回のやり方はそのうちの1つです。
同じ編み方でもうろこの段がこのように互い違いではなく、格子状に(またはストレートに)重なるのもあります。
この次編むときはそうしてみようかな。
*使用した糸: NEW FRESCO LINO FINE(毛糸ピエロにて購入)
イタリアから直輸入♪【339】NEW FRESCO LINO FINE(ニュー フレスコリーノ フィーネ)[細][... |
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