マジックループで指なし手袋/Fingerless glove with magic loop(追記アリ) |
再度図案に手を加えて小ぶりにし、SSSにも打ち勝って、やっとこさ(といっても私にしては早い方☆)完成させました。
編み込みデビュー作ってことで^^;
前回は普通に棒針4本で輪に編みましたが、今回はものはためしと、しばらく前から耳にして気になっていた「マジックループ」に挑んでみました。
ケーブル部分の長い輪針を使って、靴下やミトンなど比較的小さな輪編みをするやり方です。
靴下やミトンを編むのに必要な細くて短い4本針はお下がりで一通り揃っているので、新たに輪針を買うことにはやや抵抗があったのですが、この冬2つ3つ小物を編んだあたりから「こんなペースで編むならあってもいいかな?」と自分を甘やかし・・
かねてから目をつけお気に入り登録してあったこちらたブツを、ポイント10倍だかの機会に思い切ってポチッとやっつまったのでした。
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そもそも、マジックループに関心を持ったきっかけは、靴下の左右同時編みをしたいと思ったことでした。
リストウォーマーなんかもそうなんですが、2つで一組のものって、必ずや後から編んだものが小さくなる傾向(癖なのか?)が私の場合ありまして。
それをどうにかするには、片方ずつ完成させるのではなく、両方同時に編むのが一番なのでは?と思ったのです。
で、調べてみたところ、そのマジックループ方式で同時編みをされている方がいらして、その仕組みを詳しく検証もしないまま、もう「コレだ!これしかない!!」と。
そうしていざ輪針が届いて、意気揚々と取り掛かるや、同サイズ(棒のサイズもループの長さも)のものが2本必要であることに気づき、同時編みはできないことが判明。。
なんというお粗末!
しかし、買ってしまった以上使わないのももったいないので、とりあえず片一方ずつにしてもこの輪針を使って、マジックループ式で編んでみようと。
(もう1本輪針を買い足して同じものを2本にして挑戦するという選択肢もなくはなかったのですが、今回は見送りました☆)
頼るはようつべの動画。
'Magic Loop'で検索すると、まぁあるわあるわ。
いや~、なんてありがたい・・
今やようつべはオンライン無料チュートリアルの宝庫ですね。
いくつか見た中で、わかりやすく感じたものを貼っておきます。
英語はちょっと・・という向きには、こちら↓の動画をおすすめします。
私はこれで、輪編みの最初の作り目の段をきれいにつなぐ(輪にする)コツを知りました。
(ひょっとして常識?私はこれまで知らずにやってきましたがf^^)
話は少しそれますが、編み物の動画を見てて思ったのですが、カギにしても棒にしても、人によってやり方は千差万別なんですね。
たとえば棒針編みだと、右手に糸を掛けるアメリカ式と、左手に掛けるフランス式があるってことくらいは知っていましたが(ちなみに私は子供の頃アメリカ式でスタートして腱鞘炎ちっくになり、以後フランス式に変えて今に至っています)、かぎ針の持ち方も日本人は多分鉛筆のように構えるのが一般的のように思うのですが、海外だと包丁を持つときのような構え方をする人が多かったり。
お作法ってのもないでしょうから、本人にとってそれがやりやすいのであれば、きっとなんでもOKなんでしょう。
かくいう私も、自分でも気づかないうちに独自のスタイルを編み出しているのかもしれません。
ちゃんとお教室に通って習ったこともないことですし・・。
本題に戻ります。
マジックループ編みに必要なのは、ケーブル部分がある程度長く、かつ柔軟であることです。
今回私が買ったニットプロは、針先とケーブルが付け替えられるタイプのもので、いずれの条件も満たしていました。
手持ちに比較対象がなくてはっきりしたことは言いにくいのですが、中にはケーブルの部分が硬くてマジックループをするには適さないものもあるようです。
なぜ柔軟である必要があるのかは、動画を見ればわかることですが、隣合った目と目の間からケーブルを引っ張り出したりするからです。
付け替えが出来るタイプである必要はなく、むしろそうでない方が継ぎ目がゆるんだところへ毛糸が引っ掛かるようなこともなくてよいのではないかと思います。
ただ、そのためには今後作るものに応じて都度それに合った号数と長さの輪針を買う必要が生じることもありうるので、とりあえず私は針先が3,4,5号、ケーブルの長さも40,60,80cmとそれぞれ3種類ずつ入って9通りの組み合わせができるセットにしました。
今回使用したのは、3号の針先に80㎝のケーブルという組み合わせ。
元のパターンではリブのみ3号で、本体の編み込み部分は4号が指定されているのですが、それだとあまりに大きくなってしまうので(前回得た教訓)、今回は全て3号針で編みました。
また、ケーブルは靴下を80cmで編まれている方があったので、大体同じくらいだろうと判断。
特に問題は感じませんでしたが、それ以下の短いものだとやりにくかったろうと想像します。
(ただ、親指の部分に関しては、短いケーブルに付け替えてもよかったのかも。←未検証
20目8段しかないので、付け替えの手間をかけている間にとっとと編み上がってしまいそうですが)
こんな具合に左右にループが出来ています
最初のうちはケーブルの扱いがよくわからず、あまりのやりにくさに何度も4本針に持ち替えようかと思ったほどでしたが、ガマンして編み進めるうちにだんだん慣れてコツもつかめてきて、1つ目を編み終わる頃にはかえってやりやすくなりました。
ここがゆるむと糸がひっかかって厄介です
この点については、ねじ式なのでどうしたって緩むのは恐らく構造上しかたないことなのかもと割り切って、毎回針を引き抜く際意識してねじを締めるようにしたら、ほとんど解消されました。
そんなことより、この針の美しさと滑らかさといったらどうでしょう。
特に滑らかさはこれまで使ったことのあるどの編み針より優れているように思います。
木製なので、金属素材のもののように冷たくもないし、私は断然気に入りました。
(そしてケーブルの色も何気にツボ^^)
マジックループの利点として、針の変わるところの目が比較的スムースに編み上げられることもあると思います。
針を移るところでは、どうしても糸がつれてしまいがちで、結果的にそこが妙に厚ぼったくなったり形が崩れたりするので(って私だけ?f^^)、4本針のときはそれを防ぐべく針をつぐ位置を数目ずつずらしていくなどして対策するのですが、マジックループでは針が2本なので少なくとも中心部分はフラットに編み進め、キレイに仕上がる気がします。
あと、針が抜けにくいのもいいですね。
あ、これはマジックループというより単に輪針の特性なのかもしれませんけれど。。
以上、とりあえずやってみての感想でしたー。
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(以下、12月2日追記)
針とケーブルのつなぎ目のねじがゆるむと上に書きましたが、その後、付属のピンを使うときつく締まることがわかりました。
どういう仕組みでそうなるのかはサッパリ??ですが、ともかくゆるみにくくなったことだけは確かです。
ちなみに、針の付け替えなどで外したいときは、再びピンを穴に差し込めば楽にゆるめられます。
なんでだろう?不思議~