校歌 |
「小学校の校歌が両方とも思い出せない。歌ってみて」
え~、ヤダ、忘れちゃったの?
まだたかだか4、5年前のことなのに。
ほら・・と歌ってやろうと思って愕然。
全然出てこないのです。
少し前まではその気になればすっと思い出せた気がするのに。
娘は父親の転勤で、小学校を2度変わっています。
2度目の転校は偶然前と同じ街だったので、むりくり以前通っていた同じ学校へ入りました。
なので、通った学校は2校。
幼稚園のときにもやはり転勤があり転園したのですが、こちらは不思議と両方とも覚えています。
(数年後にはどうなっているかわかりませんが・・^^;)
ふたりしてウンウン言いながら断片的に歌詞やメロディーを思い出し、ネットで検索もかけてようやくおぼろげながらそれらしい歌が蘇ってきたところで、娘が一言。
「ママのは歌える?」
私は娘とは違って転校というものをしたことがなく、それどころか小・中・高の12年間同じ学校へ通ったので、校歌はすっかり身に染み付いてしまっているようで忘れようもありません。
歌集に載っていて当時家で練習していたピアノ伴奏まで、完璧ではないにしろ弾けてしまうくらいです。
あとは、大学の校歌と応援歌。
これもたったの4年しか在学しなかったわりには忘れていません。
もともと少し馴染みがあったせいもあるかもしれませんが。
話を娘に戻します。
校歌を思い出すのに、小学2年の春から5年の秋まで3年半通った学校のホームページを見ていたら、同窓会のページがありました。
娘は小学校6年間の半分以上をその学校で過ごしたにもかかわらず、卒業時には在籍していなかったため、同窓会に入っていません。
そのことを、私は以前から少し気にしながらもあえて口にすることはなかったのですが、今回改めてその事実を認識した娘は、少し寂しげな様子でした。
卒業アルバムもなくて(5年までいたのでスナップ写真などには写っています←以前人に見せてもらった)、私としてはそれも残念に思っています。
娘はいずれも別にどうでもいいようなことを今は言っていますが、本当のところは(あるいはもっと時間が経ってからは)どうなんでしょうね。
もっとも、同窓会に入っていたところで、私のように何十年も全く顔を出さないなんてことも充分ありうるわけですが・・。
小学校まではそんなことで、もしかしたら寂しい思いをさせてしまっていたのかも?というのが親サイドにはあり、中学高校は自分の「母校」と思えるような学校に通わせてやりたい、という思いがありました。
果たして、当の娘にとってはどんな意味をもつことになるのでしょうか。
今のところはまだよくわかりません。
ただ、6年間歌い続けることになるその美しい校歌はきっと、その他の思い出とともに記憶の中に残リ続けるのではないか、という予感(or期待?)はしています。