ディープな鎌倉ナイト |
毎日のようにそこの前を通りながら、店の看板もなければシャッターも大抵下りているか半開きかなので(私の活動時間とずれているだけなのかもしれませんが)、教えてもらうまでそこがお店とは認識していませんでした。
営業中も予約でいっぱいなのか、のれんが外に出ているのを見たことは今のところ一度もありません。
(シャッターは上がりきっているがのれんは内側にかかっている)
元同期の言葉を借りつつそのお店を一言で表現するとすれば、
「ヘンな親父が一人でやってるとびきり旨いものを食わせる居酒屋」
といった感じでしょうか。
料理から人、店のしつらえに至るまで、何もかもがもう想像以上に「来て」ました。
メニューもなく(店内にかかっている札の類はすべてダミー!^^)、その日何が食べられるかはすべてお任せ。
でも、その時々の「気分で」「適当に」作って「味見もしない」で出すという割に、どれもこれも非常においしいのだから驚きます。
以下、当日いただいた料理の画像です。
(飲み&食べ&大笑いするのに忙しすぎて、ほとんどまともな写真が取れてません☆)
左から順に、鮪のトロ、赤身、?(忘れた!)、平目、えんがわ、しんこ、赤貝、アワビ(煮)、そしてしめ鯖。
赤貝はあまり得意ではなく遠慮していたのですが、ほかの人々から強く勧められいただいてみたら、これまで食べたのは何だったのか?!てくらい美味しかったです。
(札幌で初めて生のホッキ貝を食べたときと似た感動を味わいました)
こまいの一夜干し タルタルソース(とは認められなかったけれど)がけ
個人的にはこれが一番好みだったかも
(マヨラーってわけではありませんが)
ナガスクジラの炒め物
このヤリイカの煮物に関しては、大皿に沢山盛り付けられて出された段階で撮るのを忘れ、後から写真のためにムリくりひとつ出していただきました
この煮汁をかけていただくご飯も最高!
是非つゆだくで^^
紅子のっけご飯
紅子とは紅鮭の筋子のこと
小粒だからマス子かと思ったら違いました
このお店では、仕入れは基本築地だそうです。
その意味でも、鎌倉では貴重なお店といえるかもしれません。
(鎌倉で魚介というと、勢い地元の漁港から仕入れたものになりがちなので・・)
いずれの料理も激旨でしたが、ユニークな親父さんのアクの強さが案外何よりのおかずだったかも・・^^
唯一の若者だった娘は(娘以外は皆オーバー40)、料理部ということもあってか格好の標的(?)にされ、いろいろ語られまくったのですが、言うことが酔っ払いの戯れ言風でいて実はいちいち的を射ているので(でも時折ガクッとなるようなことも^^)、反抗期真っ盛りの娘もストンと胸に落ちたようです。
それから、いつもあるのか知りませんが、お土産にいただいた(友人が強引に出させた風でもあり)たらこも絶品でした。
(あまりの美味しさに家であっという間に平らげ画像なし)
これをいただきにまた行きたいくらいです。