甘い匂いのその訳は |
サフランは水も土もなくても花が咲きます。
こういうのを「空気栽培」というそうです。
器に並べて室内の直射日光の当たらない窓辺に置いたのち、約2ヶ月間はなんの変化もありませんでした。
それが10月に入ってようやく白い芽が出始め、ひと月かけて少しずつ背丈を伸ばし、やがて緑色の針のような葉がてっぺんから顔を覗かせたと思ったら、それから先は早かった!
日を追うごとに変化して、あっという間に花が咲きました。
うっとりするような甘い香り。
初めに花が咲いたときは、朝リビングに上がってきた際部屋に漂うその香りで気がついたほど。
いわゆる食材のサフランの匂いとは違います。
この真っ赤なおしべの部分を乾燥させたものが、食材としての「サフラン」です。
自前の養分しかないせいなのか、水や土があってもそういうものなのかわかりませんが、ともかく花期は短いようで、1つの球根から3つ~5つの花を次々に咲かせたと思ったら、見る間にしんなりして鑑賞時が終わってしまいました。
そこで間髪入れずめしべを収穫。
ひとつの花に3本ずつ*ついています。
(*めしべなのに3本もあるとはどういうこと??と思ったら、先の方が3つに分かれているだけで付け根の方では1本でした)
1球あたり3~5個花がつき、全部で7球あったので、大体80本くらいとれたことになるのかな(計算合ってる?f^^;)。
花ガラも摘み取って、後の球根は庭に植えました。
さぁ、これで来年もまた花を咲かせてくれるでしょうか?