初ロシア(の上空&玄関オンリー/ドイツ・オランダの旅、その2) |
(お断り:ムダに詳しくとても長いです☆)
成田空港にてどうにか無事にチェックイン&出国でき、ゲートまでやってきました。
アエロフロートと同じターミナルに、オランダのKLM機の姿が。
いいな~、あれに乗ってみたかったーと記念撮影。
我々の飛行機はコチラ→です。
胴体は白っぽく見えますが、マットなシルバーないし薄いグレー。
巷の評判から、私としてはできることなら避けたかったアエロ機。
その1で触れた件もあったし、搭乗口付近で何らかのトラブルに遭ったと思しき乗客が職員に付き添われて途方に暮れている様子も目に入ったりで、不安がなかったといえば嘘になりますが、結果的には殆ど何の問題もありませんでした。
機内の印象はまずまず。
パッと見清潔そうだし、設備類も最新っぽい。
シートの材質や座り心地も悪くありません。
スッチー(っていまや死語?!)の強烈なコスチュームには一瞬度肝を抜かれたものの、ロシア語、英語に続いてアナウンスされるロシア人クルー(♂)の日本語が妙にかわいらしく、好感すら持てました。
成田を出発してしばらくの間、気流の影響か飛行が不安定で、なかなか機内サービスが始まりませんでした。
離陸後一時間以上してようやくベルト着用サインが消え、異様なまでに明るいオレンジ色をした、どこか懐かしささえ漂うサンダーバード風ウエアで身を固めた年配スッチーたちが、にこりともせず*客席をまわり始めました。
*後で聞いた話によると、それでも以前とは比較にならないほどマシになったらしい
(以前は乗客を叱りつける風だったとか・・言われてみれば今回も思い当たる節がなきにしもあらずでしたが☆)
オレンジとブルーはアエロフロートのイメージカラーらしいです
飲み物に続いて運ばれてきた機内食。
'Meat or fish?'と聞かれ、肉は何か聞けばビーフというので、まずはそちらにしてみました。
夫はもともと機内食が苦手で、今回の旅でもほとんど手をつけないどころか、確か毎回断っていたように思いますが、私は案外大丈夫どころか結構楽しみだったりするので、今回も全ていただきました。
ところが、行きの最初のミールだけはちょっと・・
恐らく揺れて胃がムカムカしていたせいもあろうかとは思いますが、どうも何もかも消毒液くさい気がして、それぞれ一口以上食べられませんでした。
(私としたことが・・☆)
一方、恐る恐る(失礼!)頼んだ2度目のミールは、問題なくいただけました。
やはり、自分の体調の問題だったのでしょう・・?
また、飲み物については、行き帰りを通じて私が飲んだもの(ミネラルウォーター・ガスなし、りんごジュース、紅茶、コーヒー)はいずれもおいしかったです。
食事以外の時間は、機内誌に目を通したり、旅程を確認したり、外を見たり、寝たり、映画を見たり。
何気に一番よく見ていたのは、実はフライトインフォメーションだったかも。
スッチーが最初に回ってきた瞬間もこれを見ていて、「アラ?使い方わからないの?」みたいな表情&仕草をされましたが、「いや大丈夫っす。私コレが好きなもんで」って目で答えました。
ちょうど真ん中くらいまで来ました
日本はそろそろ日没を迎えようとしています
以前コペンハーゲンまでの直行便に乗ったときには、いつ見ても地図上の「ウランバートル」の文字が目に入り、永遠にデンマークへたどり着けないのではないかと思うほど長く感じたことでしたが、今回はその1,500km以上も(多分)手前のモスクワまでだったせいか、思っていたよりかは短い印象でした。
モスクワまであと222マイル(約357km)
夜中、目が覚めて喉が渇いたなぁと思っていたところへ配られたカップのバニラアイス(グリコの)は、とてもおいしくありがたかったです。
そんなこんなで10時間ちょい。
無事、シェレメチェボ国際空港@モスクワに到着しました。
私と娘はロシアに初上陸です。
ターミナルビルは予想に反して近代的でびっくり。
ところどころまだ工事中のような一角もあるものの、全体に新しく清潔な印象でした(トイレも含め←これ重要!)。
ほかをあまり知らないので私自身は比較のしようはないのですが、夫が2006年に出張で訪れた時はまだいかにも共産(社会?)主義時代を思わせる古くて暗い建物だったようで(記憶が正しければ。ただし本人曰く国内線ターミナルと混同している可能性も)、今回とは大分違っていたようでした。
航空会社も空港も、かの地は今まさに変貌の時を迎えているのかもしれません。
さて、ここからが最初のお楽しみ(夫の)です。
今回アエロフロートにしたのは、まず第一に切符の安さがありますが、夫が前述の出張時に空港で食べたロシア料理にいたく感動し、家族にも是非味わわせたい(もちろん彼自身もでしょうけど)というのがあったようで。
そんなわけで旅程に組み込まれたシェレメチェボ空港でのフリータイム。
乗継便の出発時刻まで3時間半もあります。
空港の外へは一歩も出られない中、そんなに長い時間一体どうやって過ごしたものやらと思われましたが、やたらと広い(というかターミナルがいくつもあって移動距離が長い)ので一回りするだけでまず1時間を消費。
その後、見たところ唯一ロシア料理を提供していると思われたカフェに入り、待望(夫の)のロシア料理を味わううち、どうにか残りの時間をやり過ごすことができました。
一応英語表記もありますが、価格は現地通貨(ルーブル:p)のみです
先に会計を済ませるカフェテリア方式でした
ボルシチ
この画像ではあまりおいしそうには見えませんが、いろいろなフレッシュハーブが刻み込まれていて、ビーツの土臭さも殆どしないし、えも言われぬおいしさでした
もともとボルシチは好きだけど、これはもう一度食べたいなぁ
うちで再現できたらいいのにな
パンケーキ with サワークリーム、サラダ添え
なんだかわからないけど気になって頼んでみたこれ
小さい粒々はどうやらソバのようです
見た目(色)から濃い目の味付けを想像していたのですが、実際にはほとんど味のない素朴なお料理でした
これ単体でいただくというより、ご飯のかわりって感じかしらん
画像にないもの(ビールや水など)も含め全部で1,025ルーブル使いました
円に換算すると2,800円くらい
量的には2人前くらいだったから、お値段はやや高め(空港価格?)かな
帰りもあるので、あえてこのタイミングではお買い物せず。
(物珍しさに写真だけは撮りましたけどf^^)
ショップとしてはブランド品やウォッカなどを売る免税店のほか、キヨスク風の売店、マトリョーシカやベレスタなどの民芸品を売る土産物屋等々、それにカフェなど飲食店もいろいろありました。
マトリョーシカずら~~~
下の段のぬいぐるみの微妙さ加減がいかにもロシアっぽい?ような
よく見ると表情がさまざまなんですね
(クリックでかなり拡大しますので是非^^)
お値段は1万円前後
こうしてみるとうちの子たち(夫が5年前買ってきた)はかわいいもんです
ちょっと素敵げなショップにて
ナッツやドライベリーの包装がかわいくて写真を撮っていたら、お店のキレイなお姉さんに制止されました
なんで?
理由を聞いとけばよかった(後学のタメ)
・・とかいいながら結局画像UPしちゃうんですけどね☆
フレッシュジュースの自動販売機
小窓から生のオレンジがのぞいて見えます
これがこの箱の中でリアルに絞られるってことなんでしょうか
現場をおさえらなくて残念です
お菓子類
外国メーカーのスナックも見えますが、ロシア向けらしく、どのパッケージにもキリル文字が踊っていました
個人的に一番気になったのはお花の形のジャムサンドクッキー(多分)
ぽっちゃりしたおばさんのイラストがなんとも言えません
帰りに買おうと思ってたのに忘れてました~
(てか時間がなかった)
日本時間の深夜2時、おまちかねアムステルダムへ向けて出発です。
今度は片側3席ずつの小型機でした。
フライト時間は約3時間半と結構長いのに、個別のモニタはおろか何のエンターテインメント設備もありません。
シートも青一色のビニール素材(?違ってたらゴメンナサイ)で、全体にややポンコツちっくな雰囲気が漂っていたものの、そんなことを気にしても始まりません。
そしてこれまた実際特に問題はありませんでした。
スッチーの無愛想さは相変わらずでしたが、ミールはそこそこおいしかったです。
特にロシアのチョコレートが(相当甘いけど)。
なんだかわからないメイン(ビーフ)は別として、シーザースサラダ(?冷たいサイドディッシュ)とパンとバターはほぼ完全食しました。
バターもタルタル風?マヨも美味でした
右の包みはチョコレートがけヌガーand/orキャラメルです
オランダに着くのが夜の11時ごろなので、機内では寝ずに頑張るつもりでいたのですが、さすがに途中何度かウトウト・・。
もっとも、数列前の賑やかなアメリカ人(に違いないと思った)青年グループたちのおかげで眠りは浅く、その分宿泊先のホテルで一晩しっかり眠れたのでした。
バルト海でしょうか
(時間的には夜の9時10時なんですが)
それにしても、自分の人生でまさかロシアに行くことがあろうとは。
(空港だけなので、行ったうちには入らない気もしますが)
世代的にソビエト時代の印象がまだあるからでしょうか、想像だにしていませんでした。
でも、おかげで渡航費は抑えられたし、おいしいロシア料理(空港のカフェでも充分おいしかった!ロシア人は日々どんだけおいしいもの食べているのか・・)も味わえたしでよかったです。
夫の食に対する飽くなき